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●治療・治療法

乳頭から抗がん剤を注入する新治療法開発 2006/04/15
 早期の乳がんの治療法として、乳頭から抗がん剤を注入する方法を滋賀医科大と米ジョンズ・ホプキンス大の研究グループが開発した。副作用が少なく、効果も高いことが動物実験で確認できたという。
 一般的な乳がん治療は、患部の切除手術、放射線治療の後、抗がん剤の全身投与を行う。乳房温存療法でも最小限度の切除は行われる。乳がんのほとんどは、乳頭から枝状に広がる乳管内で発生し、次第に外側に浸潤していくため、がんが乳管内にとどまっている間に、局所的に抗がん剤を入れて治療できれば、切除手術を避けられる。
 研究グループは、乳頭から抗がん剤を入れた場合に乳管網の隅々まで抗がん剤は広がるが、全身を巡る血液にはほとんど移行せず、副作用を減らせることができ、乳がんのネズミで実験したところ、同量の抗がん剤を全身投与した場合よりも治療効果が高かった。

がん増大を抑制 国内初の肺がん遺伝子治療 2006/04/13
 国内初の肺がん遺伝子治療を受けた4大学計15人の患者のうち、11人ががんの増大が止まる効果があり、副作用は問題ないレベルだったとする結果を岡山大学のグループがまとめ、発表した。
 治療は1999年3月から2003年7月にかけ、外科手術や放射線治療では治らない40代〜70代の男女を対象に、がん抑制遺伝子であるp53をアデノウイルスに組み込み、がんの部分に注射した。
 最も効果があった50代の男性は、投与前に比べがんが半分以下に縮小、10人でがんの増大を止めることができた。逆に2人で増大し、別の2人は判定不能だった。14人の患者でウイルスの副作用とみられる発熱が一時的にあったが、大きな影響はなかったという。患者は治療開始後3カ月〜3年9カ月生存し、いずれも死亡した。

がんの放射線治療 副作用リスク遺伝子で予測 2006/03/28
 放射線によるがん治療で副作用が起きるかどうか、患者の遺伝子を基に判断するシステムを放射線医学総合研究所(千葉市)が開発した。個人によって異なる副作用の発症確率を予測し、その人に合った放射線照射量を決めるのが狙い。予測精度を高め、5年後の臨床応用を目指す。
 がん細胞を狙う放射線治療では、周囲の正常細胞も傷つき、潰瘍(かいよう)や下痢、血尿などの副作用が伴うことがある。
 同研究所は、全国の大学病院などの協力で約2000人の副作用と遺伝子のデータを収集。乳がん、子宮頸(けい)がん、前立腺がんの副作用発症にかかわる、57種類の遺伝子配列の違いを特定した。
 新システムでは、微量の血液採取で遺伝子情報を取得。放射線治療で副作用がみられた患者の配列と比較し、発症確率を予測する。約3時間で判定できる。

2010年目標の重粒子線がん治療施設建設計画 名古屋大学医学部 2006/01/15
 体を突き抜けたり、皮膚の近いところで作用したりするエックス線やガンマ線と比べ、がん細胞がある部位で威力が最大になるよう調節できる重粒子線がん治療は、特殊な機械で光速近くまで重粒子を加速して、患部に照射し、骨肉腫など難治性のがんに効果があるとされている。この重粒子線治療の施設を、名古屋大学医学部が2010年に建設計画している。国内で施設があるのは千葉県の放射線医学総合研究所重粒子医科学センター、兵庫県立粒子線医療センターの2か所だけ。

遺伝子診断によるがん治療の臨床応用 2006/01/10
 乳がん患者に使う抗がん剤の効果や、白血病の治療薬の副作用を、遺伝子診断で事前に予測できることがわかり、癌研究会有明病院が患者に合ったがん医療を今年から本格的に進める。人間の遺伝子と薬の効果に関する研究は進んできているが、確実なデータは少なく、がんでの遺伝子診断の臨床応用は全国的にもさきがけとなる。
 分析の結果、3種類の遺伝子の働き方を調べれば、治療薬が効くかどうかを判定できることがわかった。判定の確実性が高いため、臨床応用に適しているという。
 これらの成果をもとに有明病院では遺伝子診断を応用したがん治療に取り組むことにしている。

脳腫瘍手術に新技術…がんだけに集まる色素利用 2006/01/08
 がんだけに集まる色素をレーザー光で光らせて、脳腫瘍(しゅよう)の取り残しを可能な限り少なくする新しい手術法を、東京医科大学のグループが開発した。
 この手術法は、がん細胞に蓄積されやすい葉緑素由来の色素レザフィリンを、手術の12時間前に患者に注射する。手術の際に赤色レーザー光を照射するとがん細胞だけが赤く光ることを利用している。手術では光った部分のみを切除していく。この方法によりこれまで肉眼に頼っていた従来の方法よりもがん細胞の取り残しが少ない。ため再発の可能性を少なくすることができる。

がんのウイルス治療臨床試験へ 岡山大学 2006/01/06
 岡山大学病院の遺伝子・細胞治療センターのグループは、がん細胞のみを死滅させるウイルスを使った臨床試験を今夏にもアメリカで始める。試験管レベルでの実験では肺、胃がんなどに加え、決定的な治療薬がないとされる中皮腫のがん細胞の縮小に成功しており、人間での効果が実証されれば、新たながん治療となることが期待される。
 がんのウイルス治療は、抗がん剤に比べ副作用が少なく高い効果が見込まれており、日本はこの分野で出遅れている。

漢方をとりいれたがん治療 金沢医科大病院集学的医療センター 2005/12/25
 金沢医科大病院21世紀集学的医療センターは、漢方を取り入れた新しいがん治療を、北陸地方で初めて開始した。漢方薬を併用して抗がん剤の効果を高めたり、食欲不振やだるさを改善したりする効果が期待できる。
 抗がん剤をはじめとする現代医学でがん治療を進めながら、全身の状態を整える作用のある漢方薬を併用している。現代医学と漢方医学の両方の知識が必要なため、がんの先端治療施設で漢方薬を総合的に活用する例は全国的にも珍しいという。
 漢方は、がんに直接効くよりも、患者の免疫力を高める、手術後の状態の改善、副作用の軽減、神経痛やうつ状態の緩和など、予防から緩和ケアまで効果を期待できることが、現代医学の方面からも証明されるようになってきている。
 治療にはエキス剤を服用することが多く、十全大補湯、人参養栄湯、補中益気湯などを主に用いる。食欲不振には六君子湯、下痢には半夏瀉心湯などを使う。

骨髄移植後の免疫治療法 臨床試験で生存率向上を確認 タカラバイオ 2005/12/13
 タカラバイオは2005年12月13日、提携するイタリアのモルメド社が開発した白血病などの遺伝子治療法の臨床検査を2006年度中に日本国内でも開始する計画を発表した。
 骨髄移植では、ヒト白血球抗原が一致しないリンパ球を移植すると、正常な細胞を攻撃し、副作用や病気の再発が起きやすいが、骨髄移植後に同じドナーのリンパ球に副作用を抑えるための遺伝子を組み込み、患者に投与して免疫を高める治療法をモルメド社が開発した。この方法によると親子間の骨髄移植を可能にすとなる。米国血液学会で骨髄移植時にがん細胞が完全になくなった人の800日後の生存率が46%、移植効果無い、または、再発した人でも、移植のみで80日とされる平均生存日数が201日まで伸びたという結果を発表している。
 タカラバイオはモルメド社が開発したこの治療法のアジアでの商業化権を持っており、日本でも数年後の実用化を目指している。

三重大学病院に遺伝子情報で治療法選択するオーダーメード医療部開設 2005/12/09
 三重大学医学部は2005年12月9日、患者の遺伝子情報を分析して、治療に役立てる「オーダーメード医療部」を、2005年11月から同学部付属病院に開設したと発表した。遺伝子診療は他の医療機関でも実施されているが、専門の部署を設置して臨床にあたるのは全国で初めてとなる。
 オーダーメード医療は、遺伝子を解析して、患者の体質にあった治療法や投薬量を選択するため、副作用の心配が小さく、患者にとって理想的な治療を行うことができると期待されている。三重大学病院では使用頻度が高く、副作用が懸念される
免疫抑制剤や抗がん剤、リウマチの治療薬など9種類の薬を使う場合にオーダーメード医療を実施している。

がん最先端放射線治療「重粒子線治療」施設建設計画説明 名古屋大学 2005/12/09
 最先端の放射線がん治療「重粒子線治療」について紹介する講演会が2005年12月9日名古屋大学で開かれ、2年後開業予定の名古屋高度先進医療センターと4年後に開業予定の重粒子線治療施設の建設計画に関する説明が行われた。
 重粒子線がん治療は、炭素線を利用し、通常の放射線治療に比べてがん細胞を殺す効果が数倍高く、照射時間が短い上、周辺の部位を損傷する副作用が少ないとされている。国内の重粒子線治療施設は現在、千葉県、兵庫県の2ヶ所のみとなっている。

肝臓がん 放射線治療と抗がん剤の併用で生存期間が約2倍に 2005/12/05
 肝臓がんの治療で、病巣部への強力な放射線の集中照射と抗がん剤投与を組み合わせることで、患者の生存期間を大幅に延ばすことができることを米ミシガン大学の研究チームが確認したことを発表した。研究チームは、手術できない肝臓がん患者128人に対し、カテーテルで肝臓に直接、抗がん剤を投与し、さらに、がん細胞に放射線を多様な角度から集中照射する三次元照射を行った。
 その結果、患者の平均の生存期間は15・8か月と、従来に比べ、約2倍近く生存期間が長くなった。多くの血管が集まる肝臓は、重い副作用が出るなど放射線治療が難しいとされているが副作用があった患者は3分の1程度であった。

新陽子線がん治療装置の研究で提携 静岡がんセンター
2005/12/01
 県立静岡がんセンターと三菱電機は2005年12月1日に次世代陽子線がん治療装置開発の共同研究契約を締結した。契約期間5年で、効率的ながん治療につながると期待されている次世代がん治療技術のビームスキャニング照射法の臨床応用に向けた研究を行う。
 陽子線治療は従来の放射線治療に比べて治療効果が高く副作用も軽減でき、国内では静岡がんセンターを含め5カ所で治療が実施されている。
 ビームスキャニング照射は陽子線ビームの速度調整ができるため、陽子線を患部に集中でき、頭頸部がんや肺がんなどで治療成績を上げることができる。ビームスキャニング照射法による治療は現在、ドイツとスイスの2カ所の施設で研究されているのみである。

肝芽腫に生体肝移植の有効性を強調(北海道大大学院) 2005/11/24
 進行した肝芽腫は切除手術によっても治療が難しいとされているが、切除や化学療法に次ぐ新たな治療の柱として生体肝移植の有効性が確認されたことを2005年11月25日から開催された日本小児がん学会・日本小児血液学会で、北海道大大学院の藤堂教授が国内外の研究グループの調査をもとに報告した。
 報告によると、肝芽腫の発生率は100万人に1人程度と言われ、年間30〜40件発生しており、1990年から2004年末までに260件が日本小児肝がんスタディグループ(JPLT)に登録されている。登録された260件のうち、肝臓の広範囲に腫瘍が及んだ14件に生体肝移植が実施され、11件が生存しており、症状が重く最初から生体肝移植を選択した7件では、6件が生存と高い生存率になっている。
 この報告で、肝移植は切除手術、化学治療に次ぐ治療の柱として定着してきており、従来は救うことができなかった進行した肝芽腫にも生体肝移植は有効であることを示した。また、化学治療を行う小児科医と手術を担当する外科医の連携で行うチーム医療などのように患者に最適な診療を選択できる環境整備が必要であると指摘している。

血液がん治療 3種類の移植について(骨髄移植、臍帯血移植、末梢血幹細胞移植)
2005/11/07
 骨の中心にある骨髄では白血球、赤血球、血小板などに育つ造血幹細胞が造られているが、この細胞ががん化して異常増殖する病気が「血液がん」である。正常な血液細胞が造れなくなり、貧血、出血、感染症などが起き、毎年約2万人以上が亡くなっている。
 血液がんはがん化する細胞の種類によって、病気の性質が異なり、白血病は、白血球の病気。リンパ球ががん化する悪性リンパ腫、多発性骨髄腫はリンパ球の一部の細胞に異常が起こる病気である。
 治療は、造血幹細胞の移植が行われる。抗がん剤や放射線治療でがん細胞を殺傷した後に、健康な人から取り出した正常な造血幹細胞を点滴して置き換え、造血機能を回復させる。
 造血幹細胞移植は3種類あり、骨盤などの骨髄から取り出す「骨髄移植」、新生児のへその緒や胎盤の血液から取り出す「臍帯血移植」、腕の静脈から採取する「末梢血幹細胞移植」がある。

<血液がん移植(骨髄移植、臍帯血移植、末梢血幹細胞移植治療)件数の多い病院2004年>
都道府県 病院名 診療科
北海道 北海道大学病院 血液内科
北海道 札幌北楡病院 血液内科
千葉 千葉大学医学部附属病院 血液内科
東京 東京都立駒込病院 血液内科
東京 国立がんセンター中央病院 血液内科
東京 虎の門病院 血液科
愛知 名鉄病院 血液内科
愛知 国立病院機構名古屋医療センター 血液内科
大阪 大阪市立大学医学部附属病院 血液内科
大阪 大阪府立成人病センター 血液・化学療法科 
大阪 大阪大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科
大阪 市立泉佐野病院 内科
大阪 大阪赤十字病院 血液内科
奈良 天理よろづ相談所病院 血液内科
岡山 倉敷中央病院 血液内科
岡山 岡山大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科
山口 山口大学付属病院 血液内科
福岡 九州大学病院 第一内科
福岡 国立病院機構九州がんセンター 血液内科
熊本 国立病院機構熊本医療センター 内科

抗がん剤治療での延命効果確認を義務付け 厚生労働省
2005/11/02
 抗がん剤の有効性や安全性を高めるため厚生労働省は2005年11月2日までに、新薬の申請、承認に臨床試験(治験)での延命効果確認を義務付ける治験評価法の改訂指針をまとめた。
 2006年4月から、患者が多い非小細胞肺がんや胃がん、大腸がん、乳がんなどを対象に運用する。
 これまでは、有用な抗がん剤を早く使えるようにするため、体への安全性を調べる第一相試験と、腫瘍縮小効果を見る第二相試験のデータに問題がなければ、承認を得られた。
 延命効果を確かめる最後の第三相は、実施されることが少なく腫瘍縮小効果はあっても副作用が強く延命につながらない場合もみられることなどから見直すことになった。
 改訂指針では、原則として承認申請時に、第三相の結果のデータ提出を義務付けている。

新たながん抑制遺伝子 前立腺がんの治療に応用も
2005/10/31
 正常細胞にあるのにがん細胞でほとんど発現していない特定の遺伝子が、前立腺がんを選択的に細胞死(アポトーシス)に導くことを岡山大の公文裕巳教授(泌尿器病態学)、許南浩教授(細胞生物学)らのグループが2005年10月30日までに突き止めた。
 同グループは、正常細胞ががん化するのを防ぐ新たながん抑制遺伝子「REIC/Dkk3」としており、この遺伝子を使ったがん治療を進めたいとしている。

治療費などの費用に年間120万円 2005/10/25
 がんの治療や健康食品などの費用にかかる年間総額が120万円あまりにのぼる。また、病院から経済的な負担について十分な説明を受けているがん患者の割合は全体の25%しかいないことが厚生労働省のアンケート調査でわかった。

がん細胞を加熱する新型のがん治療器(金沢大学大学院) 2005/10/20
 金沢大学大学院自然科学研究科(石川県)の研究グループは新型のがん治療器を開発した。
 がん細胞に薬剤を注入し、電磁波を当ててがん細胞のみを加熱し、死滅させる。2009年には量産する事を目指している。
 国内外で進められている同様の研究のうち、今回開発されたがん治療器の精度は最も高い。

永久挿入密封小線源治療開始(島根) 2005/10/19
 早期の前立腺がん患者の治療で、放射線源を直接患部に挿入して内部から放射線を当てる療法「永久挿入密封小線源治療」が、2005年10月から島根大学医学部付属病院(島根県)で開始。
 この治療方法は、日本では2003年に認可された。小型密封放射線源を前立腺に数十個埋め込み、そこから患部にだけ放射線を照射することによって治療する体内照射療法。
 前立腺の全摘出手術や、外部から放射線を当てる外照射と比べ、直腸やぼうこうなど他器官への放射線障害や合併症などの影響が少ない。治療に必要な入院期間も1週間以内と短い。

前立腺がんの放射線治療 2005/10/19
 前立腺がんの放射線治療には主に3通りの方法がある。

 一つは放射線を外から当てる外照射。三次元照射ととも言われ、様々な方向から照射する。

 次に、日本で2003年9月に導入された小線源治療。弱い放射線をじわじわと放つヨウ素のカプセル(長さ4・5ミリ)を60〜100個程前立腺に埋め込む。半年ほどで放射線は出なくなるが、カプセルは取り出せないため、「永久挿入」と呼ばれる。早期がんに適している。やや進んだがんには、外照射を併用する。

 同じ小線源治療でも、イリジウムという放射性物質を用いた方法もある。前立腺に3日間、放射線を発する十数本の針を刺し、内側から放射線を当てる。イリジウム小線源は、強い放射線を集中的に当てることができ、中程度の進んだがんでも効果が期待できる。

前立腺がんの主な
放射線治療の種類
治療期間 長 所 短 所
外照射 約7週間(35回前後)通院 ・入院が不要
・副作用が少ない照射法も進歩
・治療期間が長い
・照射方法によっては、副作用の頻度が増す
小線源(永久挿入:低線量率) 3泊4日の入院 ・治療期間が短い
・体への負担が少ない
・実施施設が少ない
・対象は一般に早期がんに限られる
小線源(一時挿入:高線量率) 1週間の入院と
2週間(10回)通院
・高線量を当てることができ、やや進んだがんでも効果が期待できる ・実施施設が少ない
・針を3日間挿入したままベッド上で安静にしていなければならない

定位照射は早期肺がんに有効 2005/10/18
 放射線治療装置は、治療台に横たわる患者の周りを回転しながら、様々な方向から、がんに放射線を集中照射する。がんの位置を精密にとらえるCT(コンピューター断層撮影法)スキャンと一体になっている。

 この治療は「定位照射」と呼ばれ、様々な角度から立体的に照射することから「三次元照射」とも言われる。
 患者は手に持ったボタンを押して合図を出し、10秒〜30秒間息を止める。その間に技師が照射のスイッチを押して、10〜20回程度の照射を繰り返す。
 患者、技師双方がボタンを押さないと照射されないので、患者がせき込みそうになった時などにボタンを離せば、照射は止まる。

 治療の対象は、直径5センチ以下で転移のない早期肺がん。体力的に手術が難しい患者にも実施できる。

<肺がんの定位照射の実績の多い病院>
北海道 北海道大学病院 旭川市立旭川病院
宮城県 東北大学病院
千葉県 国立がんセンター東病院 亀田総合病院
東京都 国立国際医療センター 癌(がん)研有明病院
東京都立駒込病院 聖路加国際病院
慶応大学病院
神奈川県 北里大学病院
静岡県 静岡県立静岡がんセンター
愛知県 名古屋市立大学病院 半田市立半田病院
福井県 福井県立病院
京都府 京都大学医学部付属病院
大阪府 大阪労災病院
兵庫県 先端医療センター
和歌山県 和歌山県立医科大学
福岡県 九州大学病院
長崎県 長崎県立島原病院


内視鏡的粘膜切除術+光線力学療法(獨協医科大学) 2005/10/08
 光線力学療法(PDT)とは、肺・食道・胃・子宮頚部の早期がんにレーザー光に反応するフォトフィリン(腫瘍細胞に選択的に蓄積する物質)をがん細胞に集積させた後にレーザー光線を当て、がん細胞のみを内部から破壊する治療法。
 内視鏡的粘膜切除術(内視鏡を用いて切除、回収する施術)で遺残・再発した早期胃がんにPDTを行ったことで、局所治癒が得られたと、獨協医科大学が2005年10月8日に報告。

広まりつつある 放射線治療 2005/10/03
 がん治療には、手術・抗がん剤・放射線治療と主に3つの治療法がある。そのうち、放射線治療は「早期のがんを切らずに治せる」ということで最近確実に広まりつつあるが、米国では65%のがん患者が放射線治療を受けるのに対し、がん治療は手術に重きをおいてきた日本では25%にとどまる。
 以前は放射線治療というのは、再発や転移したがんに放射線を点射して症状を抑えたり、手術との併用で高い治療効果を得ることを役割としてきた。最近では、手術に変わる手法として、放射線治療によって治癒を目指す部位も増えている。
 放射線治療が効果的ながんとしては、高齢者男性に多い「前立腺がん」、子宮の入り口にできる「子宮頸がん」、舌・喉頭・鼻・副鼻腔などの「頭頸部がん」や「肺がん」、「肝臓がん」などがあげられる。

<放射線治療実績の多い病院>

(国立・県立)がんセンター
国立病院機構北海道がんセンター 神奈川県立がんセンター
宮城県立がんセンター 新潟県立がんセンター新潟病院
栃木県立がんセンター 静岡県立静岡がんセンター
埼玉県立がんセンター 愛知県がんセンター中央病院
国立がんセンター東病院 国立病院機構名古屋医療センター
千葉県がんセンター 国立病院機構大阪医療センター
国立がんセンター中央病院 国立病院機構四国がんセンター
国立病院機構東京医療センター 国立病院機構九州がんセンター
国立国際医療センター 北九州市立医療センター
大学病院
北海道大学病院 新潟大学医学部附属病院
札幌医科大学医学部附属病院 金沢大学医学部附属病院
弘前大学医学部付属病院 山梨大学医学部付属病院
岩手医科大学付属病院 信州大学医学部附属病院
東北大学病院 名古屋大学医学部附属病院
福島県立医科大学附属病院 名古屋市立大学病院
筑波大学附属病院 藤田保健衛生大学病院
自治医科大学附属病院 三重大学医学部病院
獨協医科大学病院 京都大学医学部附属病院
群馬大学医学部附属病院 京都府立医科大学附属病院
埼玉医科大学病院 大阪大学医学部附属病院
獨協医科大学越谷病院 大阪市立大学医学部附属病院
千葉大学医学部附属病院 関西医科大学附属病院
慶應義塾大学病院 大阪医科大学附属病院
東京医科歯科大学医学部附属病院 近畿大学医学部附属病院
東京大学医学部附属病院 兵庫医科大学病院
順天堂大学医学部附属順天堂医院 神戸大学医学部附属病院
東京女子医科大学病院 和歌山県立医科大学附属病院
東京慈恵会医科大学附属病院 鳥取大学医学部附属病院
東京医科大学病院 岡山大学医学部附属病院
昭和大学附属豊洲病院 川崎医科大学附属病院
日本大学医学部附属板橋病院 徳島大学病院
日本医科大学付属病院 九州大学病院
北里大学病院 久留米大学医学部附属病院
聖マリアンナ医科大学病院 産業医科大学病院
横浜市立大学附属病院 琉球大学医学部附属病院
横浜市立大学附属市民総合医療センター
その他の医療機関
旭川厚生病院 佐久総合病院
恵佑会札幌病院 静岡県立総合病院
岩手県立中央病院 聖隷浜松病院
重粒子医科学センター病院 放射線医学総合研究所 名古屋第二赤十字病院
東京都立駒込病院 大阪市立総合医療センター
癌研有明病院 大阪府立成人病センター
聖路加国際病院 大阪赤十字病院
虎の門病院 大阪労災病院
東京都立府中病院 神戸市立中央市民病院
東京都立墨東病院 兵庫県立成人病センター
横浜労災病院 西神戸医療センター
相模原協同病院 天理よろづ相談所病院
長岡赤十字病院 倉敷中央病院
富山県立中央病院 広島市立広島市民病院
山梨県立中央病院 広島市立安佐市民病院

血液診断で肺がん治療薬投与の可否(東京大学) 2005/9/14
 肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)は、患者によって効果が異なり、副作用をなどの問題があるが、イレッサの投与を受けた末期がん患者のうち、東京大学医科学研究所の中村祐輔教授らの開発による血液診断法で「イレッサ投与の効果が期待できる」と判断された患者の生存期間が、「投与しても期待できない」患者の2倍以上に達することを北海道札幌市で開催の日本癌(がん)学会で2005年10月14日発表された。
 血液診断でイレッサ投与の効果を予測し、患者への投与の可否判断するオーダーメード医療に直結する成果。「期待できる」と診断された患者で、イレッサ投与開始約2年9カ月後の生存率も25%を超える。

腎臓がんの肺転移にはインターフェロンの免疫療法 2005/9/14
 通常、がんの転移がある場合は摘出手術などの手術を見送る事が多いが、腎臓がんの場合は、腎臓が二つあることもあり、がんのある方を手術で取った上で、肺や肝臓の転移に対しインターフェロンや手術による治療を行う。
 腎臓がんは進行がゆっくりしたタイプが多いので、がんが進行した状態で見つかっても、薬でがんの増殖を抑えながら生活する事が可能。
 インターフェロンは、C型肝炎ウィルスの治療薬として用いられるが、進行した腎臓がんにも効果が認められている。ただし、個人差は大きいが、副作用で発熱や風邪のような症状、抑うつ症状が強く出る事もあり、体力のない高齢者は治療が難しい事もある。しかし、人によっては肺に転移したがんが縮小し、ほとんど消える場合もある。
 インターフェロンによる免疫療法は、がんが腎臓の外まで広がった3期、他臓器に転移した4期が対象。肺転移の4割に有効だが、脳や肝臓、骨への転移にはほとんど効果がない。インターフェロンの他にも、がん細胞を殺すリンパ球を増やすインターロイキン2があるが、高価で入院・点滴が必要。
 インターフェロンの自己注射は保険がきいて、3割負担の月7万円程度の自己負担になる。
 また、がん細胞を攻撃する「分子標的治療薬」という新タイプの抗がん剤開発も進んでおり、インターフェロンが効かない患者に対する治療として、新薬の登場が期待されている。

臓器を温存する膀胱温存療法 2005/9/10
 膀胱がんが表面の粘膜より深く進んでいる場合、他臓器への転移の可能性があるリンパ節への転移などがなければ、膀胱全摘が最も確実な治療法とされる。しかし、排尿に伴う後遺症が大きいため、膀胱を温存する治療法も試みられている。
 筑波大学付属病院泌尿器科赤座英之教授は、10年以上前から膀胱温存療法に取り組んでいる。
 膀胱温存療法の治療は、患者にとって期待の高い治療だが、もし、再発した場合、放射線治療の影響によって臓器が傷んでいるため、手術の際の危険性が高まる欠点がある。また、抗がん剤の種類や量、投与方法、放射線の照射方法など、最適な治療方法が確立していないため、施設によってバラバラなのが現状。全摘手術を免れるのは何よりだが、温存療法には、再発の危険性など不明な点が多いことも踏まえておく必要がある。
 今後は、温存療法が有効なタイプのがんを事前に判別し、標準的な治療法を確立するのが課題である。
 また、膀胱がんには、抗がん剤が比較的高い効果を得られる。手術不能な転移がんには、4種類の抗がん剤を併用する「MVAC(エムバック)療法」が行われる。最近では、手術の前にMVAC治療を行う術前化学療法の臨床試験も始まっている。膵臓(すいぞう)がんなどに認可されているゲムシタビンも海外の研究などで膀胱がんにも効果があるとされ、日本でも試験的に使われ始めている。

治療待ちの小線源治療 2005/8/10
 日本では2003年9月に導入された「小線源治療」は全国で30以上の施設で実施されているが、その多くの施設では「治療待ち」の状態となっている。
 小線源治療とは早期の前立腺がんの治療法の一つで、腰椎に麻酔をし、直腸から前立腺を映し出す超音波装置を入れ、その画像からコンピュータで計算した位置に長さ4.5ミリの放射線カプセルを60〜100個埋め込む。埋め込んで1年ほどでカプセルから放射線は出なくなるが、カプセルはそのまま前立腺に残る。治療時間は約2時間で3泊4日ほど入院が必要だが、手術が2〜3週間かかるのに比べると短期間ですむ。ただし、この治療は早期がんのみ有効性が証明されている。多くの患者は、小線源治療に体外からの外照射治療との併用治療をしている。
 進行したがんでも小線源治療の場合、ヨウ素よりも強い放射線の出るイリジウム線源で前立腺の内部から数回照射する方法も10年ほど前から実施されている。
 治療後の合併症として、排尿障害(前立腺の腫れ)が最も多く、直腸や膀胱での障害の可能性もある。ただし、性機能障害は手術に比べると少ないとされている。

<小線源治療を実施している主な医療機関>
国立病院機構
北海道がんセンター
栃木県立がんセンター
群馬大学医学部附属病院 埼玉医科大学病院
千葉県がんセンター 慶應義塾大学病院
癌研有明病院 東京大学医学部附属病院
国立病院機構東京医療センター 順天堂大学医学部附属順天堂医院
東京慈恵会医科大学附属病院 国立国際医療センター
北里大学病院 横浜市立大学附属病院
金沢大学医学部附属病院 長野市民病院
大阪医科大学附属病院 国立病院機構 大阪医療センター
奈良県立医科大学附属病院 和歌山県立医科大学附属病院
岡山大学医学部附属病院 川崎医科大学附属病院
広島大学病院 徳島大学病院
国立病院機構四国がんセンター 国立病院機構 九州医療センター