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●子宮内膜がん
イソフラボンが含まれる大豆摂取は閉経後女性にも安全 |
2005/11/02 |
大豆に含まれる植物性エストロゲンを豊富に摂取しても、閉経後の女性では子宮癌(がん)の発症リスクが増大しないことが、アメリカシカゴで開かれた慢性疾患の予防および治療における大豆の役割に関する国際シンポジウムで発表された。
米ウェイクフォレスト大学バプティスト医療センターの研究グループは、ヒトと動物を対象とした研究で、大豆の摂取により子宮癌の発症が促進されることはなく、予防効果が認められることもあった。イソフラボンが含まれる大豆の大量摂取は、閉経後女性に安全であるかについては確証が得られていない。しかし、ホルモン補充療法の施行と乳癌や脳卒中リスク増大の関連性が指摘されてからは、多くの女性がその代替法として、大豆を摂取しており、イタリアの研究グループが、大豆エキス錠剤を服用した女性で、子宮内膜が肥厚し子宮内膜増殖症の発症率が高かったことを報告している。
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