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●悪性リンパ腫
血液がん治療 3種類の移植について(骨髄移植、臍帯血移植、末梢血幹細胞移植)
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2005/11/07 |
骨の中心にある骨髄では白血球、赤血球、血小板などに育つ造血幹細胞が造られているが、この細胞ががん化して異常増殖する病気が「血液がん」である。正常な血液細胞が造れなくなり、貧血、出血、感染症などが起き、毎年約2万人以上が亡くなっている。
血液がんはがん化する細胞の種類によって、病気の性質が異なり、白血病は、白血球の病気。リンパ球ががん化する悪性リンパ腫、多発性骨髄腫はリンパ球の一部の細胞に異常が起こる病気である。
治療は、造血幹細胞の移植が行われる。抗がん剤や放射線治療でがん細胞を殺傷した後に、健康な人から取り出した正常な造血幹細胞を点滴して置き換え、造血機能を回復させる。
造血幹細胞移植は3種類あり、骨盤などの骨髄から取り出す「骨髄移植」、新生児のへその緒や胎盤の血液から取り出す「臍帯血移植」、腕の静脈から採取する「末梢血幹細胞移植」がある。
<血液がん移植(骨髄移植、臍帯血移植、末梢血幹細胞移植治療)件数の多い病院2004年>
都道府県 |
病院名 |
診療科 |
北海道 |
北海道大学病院 |
血液内科 |
北海道 |
札幌北楡病院 |
血液内科 |
千葉 |
千葉大学医学部附属病院 |
血液内科 |
東京 |
東京都立駒込病院 |
血液内科 |
東京 |
国立がんセンター中央病院 |
血液内科 |
東京 |
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血液科 |
愛知 |
名鉄病院 |
血液内科 |
愛知 |
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血液内科 |
大阪 |
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血液内科 |
大阪 |
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大阪 |
大阪大学医学部附属病院 |
血液・腫瘍内科 |
大阪 |
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内科 |
大阪 |
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血液内科 |
岡山 |
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福岡 |
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血液内科 |
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内科 |
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