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国立がんセンター、肺がん治療予測因子を発見 2006/05/19
 国立がんセンターの肺がん研究科は2006年5月19日、各々の肺がん患者に少しずつ違って表れるUGT1Aと呼ばれる酵素が、抗がん治療効果が見込まれる重要な因子だという事実を確認したと明らかにした。研究チームは、81人の進行性非小細胞肺がん患者を対象に遺伝子検査を行った結果、血液型が異なるように、患者ごとにそれぞれ異なるUGT1Aが発現することが分かったという。UGT1Aは主に肝臓に含まれる酵素で、黄疸の発病に関係があることが知られている。

がん細胞が免疫系の攻撃をかわす仕組みを解明 2006/05/11
 がん細胞が免疫システムから逃れる鍵となる仕組みが解明された。免疫細胞の攻撃を妨げるような環境を作るのは、インターロイキン23と呼ばれる物質だという。Natureのオンライン版2006年5月10日号に掲載された。
 研究チームは長年、組織の慢性炎症と癌との関連についての研究をしてきた。これまでは炎症性サイトカインの1つ、インターロイキン12の関与が注目されていたが、インターロイキン12と構造が似たインターロイキン23を発見し、インターロイキン12が原因とされてきた慢性炎症が、実はインターロイキン23の仕業であったことが徐々にわかってきたという。
 体内の免疫システムは、がん細胞を常に警戒し、見つけ次第破壊している。しかし、別の実験でインターロイキン23が増大するとキラーT細胞が悪性細胞に近づけなくなり、癌が成長する時間と空間を与えてしまうことを突き止めた。一方、インターロイキン23を抑制するとT細胞が一気に腫瘍部位に戻り、がん細胞を追跡し始めることも分かった。インターロイキン23の役割が解明されたことで、免疫システムを利用した効率的な抗がん治療に新たな道が開けると思われる。インターロイキン23を操作することで免疫システムを強化し、T細胞ががん細胞に到達できるようにする方法を考案中とのことである。

WT1がんワクチン臨床研究を全国展開 2006/05/03
 大阪大グループが進めるWT1がんワクチンの臨床研究が、年内にも全国20医療機関に広がる見通しとなった。肺がんや脳腫瘍などを対象にした安全性試験で、現在まで目立った副作用がなく、がん縮小などの効果が見られており、研究で効果が確認されれば、実用化に向け大きく前進する。WT1は、細胞増殖にかかわり、様々な種類のがん細胞に多く現れるたんぱく質である。研究グループはWT1の特定の断片が、免疫反応の目印になることを発見し、がん細胞にWT1が見つかった患者であれば、人工的に合成したこのペプチドを注射することで、患者の免疫系にがん細胞を攻撃させることができると考えた。大阪大学病院で2001〜2004年に、20人(白血病10人、乳がん2人、肺がん8人)に実施したところ、3人でがん組織が小さくなったり、進行が止まったりしたほか、9人でがん細胞の指標とされる腫瘍マーカーの値が下がった。2004年に始めた脳腫瘍でもがん組織が小さくなったり、進行が止まったりする例が確認された。白血病の一部で白血球や血小板が減る症状が認められたが、それ以外にいまのところ目立った副作用は確認されていない。
 臨床研究には東北から九州までの20医療機関が参加予定で、大阪大学病院、大阪府立母子保健総合医療センター、広島赤十字原爆病院、愛媛大学病院、高知大学病院ではすでに臨床研究が始まっている。

染色体分配制御9タンパク質特定 遺伝学研究所が世界で初 2006/04/17
 がんの発生要因の解明や抗がん剤開発に結びつくと期待される染色体構造と機能の解析などの研究を進めている国立遺伝学研究所の研究グループが、生命維持の役割を担っている染色体分配を制御するセントロメア領域にある9つのタンパク質を世界で初めて特定し、その機能も明らかにした。研究論文は英科学誌ネイチャーセルバイオロジー2006年5月号に掲載される。
 大腸がんの一部で報告があるように染色体分配の異常に起因するがんは多く、染色体分配の制御機構が分子レベルで明らかになれば、今回分かったタンパク質をターゲットにした抗がん剤などの薬開発につながるという。

感染症、がん治療に応用できる可能性のある酵素発見 理化学研究所 2006/04/13
 ウイルス感染を防いだり、関節リウマチなどの自己免疫疾患を引き起こしたりする1型インターフェロンが体内で作られるのに必要な酵素を、理化学研究所のチームがマウス実験で見つけた。この酵素により1型インターフェロンが作られる量を調節できれば、感染症やがん治療に応用できる可能性があるという。2006年4月13日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。
 1型インターフェロンはウイルスなどの異物が体内に入ると作られ、免疫を高める作用があるため、感染を防ぐのに役立ち、がん治療に使われている。しかし、免疫を高めすぎると、副作用で関節リウマチなどの自己免疫疾患が起きてしまう。
 理化学研究所の研究グループは、免疫細胞が異物の侵入に反応し、さまざまな物質を作り出す仕組みに注目し、1型インターフェロンが作られる反応を強く促す酵素を見つけた。

がん治療薬で造血幹細胞増加メカニズム解明 岡山大病院 2006/03/31
 岡山大学病院のグループは、特定のがん治療薬G―CSFが、血液細胞のもとになる造血幹細胞を血液中に増やすメカニズムを解明した。造血幹細胞は白血病など血液がんの治療には欠かせない細胞であるが、血液中にはわずかしか存在せず、増やすメカニズムが解明されたことで再生医療への応用が期待される。

イチョウ葉ががん抑制 マウス実験で 2006/03/13
 イチョウ葉に、乳がんを抑制する働きがあることを示す研究結果が、医学誌Anticancer Reserchに掲載された。米ジョージタウン大学の研究では、マウスにヒト脳腫瘍または乳癌組織を移植し、移植前と後にイチョウ葉抽出物を投与したところ、浸潤性癌と関連する末梢型ベンゾジアゼピン受容体の発現に低下がみられたという。
 末梢型ベンゾジアゼピン受容体の発現低下によって、イチョウ葉を投与されたマウスでは、投与されなかったマウスに比べ乳がんの増殖が80%遅くなった。この効果は、投与を続ける限り持続したという。
 早期腫瘍の悪性化や進展を抑制するのにイチョウ葉が有用である可能性を示しているが、人間での効果についてはこれからの研究結果が待たれる。

肺がんに効果のあるワクチン開発につながるがん抗原の新種発見 2006/03/01
 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科のグループは、がんワクチンの元として注目されている「CT抗原」の新種を、ヒトの肺がん細胞から発見した。CT抗原は世界中で40種類以上が確認されているが、新種はより多くの肺がん患者に効果のある新型ワクチン開発につながる成果として期待される。
 同グループによると、がん患者から採取したがん細胞を遺伝子解析した結果、肺がんにだけ特異的に存在し、未知の構造をしたタンパク質を発見した。この遺伝子が、これまでCT抗原の可能性が指摘されていた「XAGE―1」遺伝子と一致し、精巣以外の臓器や筋肉に存在しないことが分かったため、CT抗原と断定した。
 がんワクチンは特定の抗原を人工合成して体内に投与するが、その抗原をがん細胞内に持っていないと効果がない。肺がん患者49人のがん細胞を調べたところ、45%の患者が「XAGE―1」を持っていた。これまで最も有力なCT抗原の1つである「NY―ESO―1」は、肺がん患者の約5%しか持っておらず、よって、これよりも高い効果が期待される。

抗がん剤イレッサ、非喫煙者の延命効果は喫煙者の3倍 2006/02/28
 肺がん治療薬イレッサが効くかどうかを決める遺伝子の変異を東大先端科学技術研究センターのグループがほぼ特定した。
 延命効果を期待できる患者は、この遺伝子変異がある人か、非喫煙者に絞られるという。無駄な投薬の回避につながる可能性があることを、イギリス医学誌ランセットに発表した。
 同センターとソウル大医学部、東京医科歯科大の共同研究で、対象患者は、韓国人、中国人、台湾人計135人。腺がんなどの非小細胞肺がんの進行期にあって、他の薬物療法で効果が得られずにイレッサを使った患者を抽出し、個々のデータを詳しく分析した。
 分析では、細胞の増殖などを制御するL858Rと呼ばれるたんぱく質の遺伝子の変異に注目した。この変異がある患者の平均生存期間は22か月で、変異がない患者の9・3か月と比べて1年以上の延命効果が確認された。非喫煙者の場合は平均生存期間は24・3か月で、喫煙者の7・4か月より3倍以上長かった。

腫瘍センサー開発 広島大学大学院 2006/02/04
 手術時に肉眼で見分けのつきにくい肺の腫瘍を、噴射した空気の跳ね返り具合で判別するセンサーを、広島大学大学院工学研究科のグループが世界で初めて開発した。
 センサーは、空気を噴射するノズルと、光を使う距離計からなり、胸に開けた穴から内視鏡とセットで差し込む。肺の表面に空気を1秒間に40回吹き付け、表面が振動する様子をパソコン画面の波形で読み取る。がんなどの腫瘍は周囲より硬く振動のパターンが異なるため判別できる。
 これまでは肺の腫瘍は、手術時は胸を開けるため空気が抜けて肺が変形し、腫瘍が見つけにくくなるため、医師が指先の感覚で探すか、内視鏡手術ならCT画像を見ながら、事前に肺まで針を刺して目印を付けるしかなかったため、この方法が実用化されれば患者の肉体的な負担が軽減される。

抗がん剤入れた人口細胞でがん抑制実験成功 愛媛大学 2006/01/28
 がん細胞と結び付きやすい特殊な人工細胞に抗がん剤を内包させ、静脈に注入することで、効率的にがん細胞の増殖を抑制する動物実験にこのほど、愛媛大のグループが成功した。
 グループは海藻から抽出したユーキューマ・セラ・アグルチニン(ESA)ががん細胞特有の糖鎖と結び付きやすい性質があることを発見し、マウス実験で、ESAが抗がん剤に匹敵するがん抑止効果を持つことを確認していた。
 今回の実験では抗がん剤のタキソテーレを内包したESA付き人工細胞を、大腸がんを移植したマウスに投与したところ抗がん剤内包のESA付き人工細胞の場合は移植したがん細胞はほぼ同体積のままで、増殖抑制効果が確認されたという。

がん増殖遺伝子HBZを特定 京都大学 2006/01/17
 血液のがん、成人T細胞白血病の原因ウイルスHTLV1のHBZという遺伝子が、がん細胞を増殖させていることを京都大学の研究グループが2006年1月17日までに解明した。成人T細胞白血病は治療が難しいとされているが、この遺伝子の働きを抑えることができれば、治療できる可能性があるのではないかという。
 実験ではHBZを発現させるとがん細胞が増加、抑制すると細胞は増えなかった。

肺がんの遺伝子診断技術を開発 オリンパス 2006/01/06
 オリンパスは肺がんを早期発見する高精度の遺伝子診断技術を開発した。エックス線などによる画像診断が中心で早期発見が難しい肺がんについて、肺の組織に含まれるがん特有の遺伝子を目印にし約8割のがんを判別できることを確認した。この技術利用して血液検査にて肺がんを早期発見する手法の開発を行い2008年に実用化を目指す。

判別率の高いDNAチップ開発 東レ、京都大学 2005/12/24
 東レと京都大学は内視鏡検査などで採取する耳かき一杯ほどの組織を基に、がんか否かを高精度で判別し、転移のしやすさも予測できる診断チップを共同開発した。対象は食道がんと腎臓がんで判別率は85%以上と極めて高く、臨床研究を進め、製品化を目指すとしている。
 この診断チップは、DNAチップと呼ばれる遺伝子解析器具の一種で、東レは高分子技術を応用し一般的なガラス基板より百倍以上感度の高い合成樹脂基板のチップを開発していた。今回の開発はこれを利用して京都大学と共同開発をしていた。

左利き女性は乳がんになりやすい? 2005/12/19
 左利きの女性は、右利きの女性と比較して、更年期前に乳ガンにかかる確率が2倍という研究結果がブリティッシュメディカルジャーナルに発表された。この研究結果では、子宮内で分泌されているホルモン量の多さにより、左利きになる可能性が高くなるり、乳房の細胞組織にも影響が及び、それががん細胞の発生とつながりを持っているという説が発表されている。
 また、他の研究では、子宮内で男性ホルモンの一種であるテストステロンを多く浴びた乳児は、左利きとして生まれる可能性が高いという報告がされており、このような研究が、乳がん発症の可能性を解明する新たな要因になると考えられている。

乳がん乳房温存手術後、放射線照射で生存率向上 2005/12/19
 乳がんの治療で乳房温存術後に、放射線治療を受けた場合、受けない人に比べ15年後の生存率が向上することが、オックスフォード大学のグループの研究で明らかになっり、イギリス医学誌ランセットに発表された。
 研究グループは、世界約4万人の乳がん患者を調査し、乳房温存手術の後に、切除できなかったがん細胞を死滅させるため、放射線治療を受けた患者の5年後のがん再発率は7%。放射線治療を受けなかった患者の再発率26%に比べ、約4分の1に減少していた。
 さらに15年後の生存率は、放射線治療を受けた人が69・5%で、受けなかった人の生存率64・1%に比べ5・4ポイント向上していることが分かった。

抑制機能持つがん遺伝子 組織で違い、京都大学 2005/12/19
 突然変異すると膵臓がんなどの原因になるとされていた遺伝子が、甲状腺がんでは転移を抑えていることを京都大学のグループがマウス実験で解明、米科学誌ネイチャージェネティクスに2005年12月19日に発表した。がん遺伝子が、がん抑制遺伝子として働いていることがあるため、組織ごとに遺伝子がどちらで機能しているのかを見極めることで適切な治療を行うことができる。

神経因性疼痛の仕組み解明 九州大グループ 2005/12/15
 神経回路が損傷し、体に触れるだけで強い痛みを感じる慢性疾患「神経因性疼痛」が、脊髄の細胞から大量放出される特定物質が神経細胞を刺激するために引き起こされることを、九州大グループがラットを使った実験で突き止めた。2005年12月15日のイギリス科学誌ネイチャーに発表した。 神経因性疼痛は、がん患者や糖尿病患者、手術後などに起きるが、発症の詳しい仕組みは分かっていない。鎮痛剤も効かず、現状では効果的な治療法がない。

がん発生、遺伝子から解明する研究をアメリカが研究開始 2005/12/13
 アメリカ国立衛生研究所は2005年12月13日、がんの発生メカニズムや進行過程について、3年間で1億ドルをかけて遺伝子の変異から総合的に解明する研究を開始と発表した。
 がんは遺伝子の変異が重なって発病、進行する遺伝子病であることが分かっているが、これまでの研究の成果から、特定の遺伝子変異を持つがん細胞を狙い撃ちするタイプの薬も開発されているが、全部で200種類以上もあるがんの中で薬があるのはごく一部にすぎないのが現状である。
 まずは2、3種類のがんについて研究を行い、良い結果が得られれば規模を拡大する。研究は、アメリカ国立衛生研究所傘下にある国立がん研究所と国立ヒトゲノム研究所が共同で行い、得られたデータは世界の研究者に公開することにしている。

乳がん治療剤で腫瘍縮小確認 2005/12/12
 エーザイは2005年12月12日、同社が開発中の乳がん治療剤「E7389」のアメリカでの臨床試験結果を発表した。既存の抗がん剤で治療効果がみられない患者を対象とした第2相臨床試験で、患者の約15%で腫瘍の大きさが50%以上縮小したことが確認された。新規抗がん剤としての可能性が期待できるとしている。同社は治験を継続し2006年度中にもアメリカでの承認申請を目指し、日本国内でもアメリカでの治験の進捗状況を見ながら治験入りの時期を決める。

ホルモン補充療法で乳がんリスクの低下 2005/12/04
 女性の更年期障害に有効なホルモン補充療法は、海外の研究などで乳がん発症リスクを高めるとされてきたが、日本ではホルモン補充療法を使用した場合は使用しない場合と比べて乳がん発症リスクが3割低い事が厚生労働省の調査で明らかになり、2005年12月9日にアメリカで開催される乳がん学会で発表される。
 厚生労働省は2004年9月から2005年秋までの約1年間における国内の40代〜60代の乳がん患者2500人以上と一般女性2000人以上を対象に、ホルモン補充療法経験の有無を調査した。それによると、ホルモン補充療法の使用期間は半数近くが1年未満、約8割が5年以内で、ほとんどの対象者が卵胞ホルモン(エストロゲン)の1種類しか使用していないことが分かった。この調査結果により日本では使用期間が短く、ホルモンの種類も少ないことが、海外でホルモン補充療法は乳がん発症リスクを高めるとの考えとは逆の結果が出た理由と考えられる。

肝臓がん 放射線治療と抗がん剤の併用で生存期間が約2倍に 2005/12/05
 肝臓がんの治療で、病巣部への強力な放射線の集中照射と抗がん剤投与を組み合わせることで、患者の生存期間を大幅に延ばすことができることを米ミシガン大学の研究チームが確認したことを発表した。研究チームは、手術できない肝臓がん患者128人に対し、カテーテルで肝臓に直接、抗がん剤を投与し、さらに、がん細胞に放射線を多様な角度から集中照射する三次元照射を行った。
 その結果、患者の平均の生存期間は15・8か月と、従来に比べ、約2倍近く生存期間が長くなった。多くの血管が集まる肝臓は、重い副作用が出るなど放射線治療が難しいとされているが副作用があった患者は3分の1程度であった。

食物が通過しやすい人工食道を開発 東北大学グループ 2005/11/25
 食物を飲み込みやすくする蠕動(ぜんどう)運動の機能を持ち、熱によるがん治療も可能な人工食道を、東北大学のグループが開発した。
 食道がんが発見された場合、切除不可能なケースが多く、がんにより食道が塞がれ、食べ物をのみ込めなくなるため、人工食道を患部に埋め込んでいたが、食べ物が詰まる障害があった。
 東北大学のグループは人工心臓などに使われている素材を使い、それに取り付けた特殊な形状記憶合金のリングに電気を流すことで流した部分だけが収縮し、電気を流すのをやめると形状記憶により元に戻ることを利用し、順次電気を流すことで蠕動運動を実現した。電流は、腹部に穴を開けずに体外の電源からコイルに供給できる。また、がんが熱に弱いことから、人工食道の外側を発熱させ、がんの進行を抑えることも考慮されている。この人工食道は動物実験を経た上で実用化を目指す。

肝芽腫に生体肝移植の有効性を強調(北海道大大学院) 2005/11/24
 進行した肝芽腫は切除手術によっても治療が難しいとされているが、切除や化学療法に次ぐ新たな治療の柱として生体肝移植の有効性が確認されたことを2005年11月25日から開催された日本小児がん学会・日本小児血液学会で、北海道大大学院の藤堂教授が国内外の研究グループの調査をもとに報告した。
 報告によると、肝芽腫の発生率は100万人に1人程度と言われ、年間30〜40件発生しており、1990年から2004年末までに260件が日本小児肝がんスタディグループ(JPLT)に登録されている。登録された260件のうち、肝臓の広範囲に腫瘍が及んだ14件に生体肝移植が実施され、11件が生存しており、症状が重く最初から生体肝移植を選択した7件では、6件が生存と高い生存率になっている。
 この報告で、肝移植は切除手術、化学治療に次ぐ治療の柱として定着してきており、従来は救うことができなかった進行した肝芽腫にも生体肝移植は有効であることを示した。また、化学治療を行う小児科医と手術を担当する外科医の連携で行うチーム医療などのように患者に最適な診療を選択できる環境整備が必要であると指摘している。

胎盤が重いほど乳癌(がん)リスクが高い 2005/11/16
 妊娠期間に形成される胎盤が重いほど、その女性が閉経時までに乳癌(がん)になるリスクが大きいことが、スウェーデンのグループの研究で明らかになり、アメリカ医師会誌JAMAの2005年11月16日号に掲載された。
 乳がんの原因は明らかになっていないが、発症リスクの増大にホルモンが関係しているのは明らかで、妊娠期間にはホルモン値が急激に増大することが知られている。妊娠期間のホルモンは主に胎盤によって産生され、エストリオールの値は、胎盤の重量とともに増大することが報告されている。このことから、母体の乳癌発症のリスクが胎盤の重量に伴って増大するのではないかと考えられると結論付けている。
 この仮説を検証するため、スウェーデンの女性30万人以上のデータを調査し、その中で乳癌を発症した女性を対象に胎盤の重量を調査したところ、700グラム以上の女性の乳癌発症のリスクは、500グラム未満の女性よりも約4割高く、2回妊娠を経験している女性を調査したところ、2回の出産時の胎盤がいずれも500グラム未満であった女性と比べると、一方の妊娠時に700グラム以上であった女性はリスクが8割以上も高いことがわかった。

微小カプセルでRNAを患部に送りがん抑制 東大・協和発酵 2005/11/14
 がんの増殖にかかわる「KLF5」という遺伝子の働きを止める物質を、微小なカプセルに入れて患部に送り、がん抑制する動物実験に東京大学と協和発酵工業の研究グループが成功し、2005年11月14日、アメリカダラスで開かれた米心臓協会で発表した。
 研究グループはがん増殖にかかわる遺伝子をリボ核酸(RNA)が遺伝子の働きを抑えることを利用して、RNAを患部にピンポイントで届けるために、直径100ナノメートルの微小なカプセルを作り、KLF5を抑えるRNAを入れた。この大きさにすることで、がん周囲の血管からカプセルがにじみだし、がんに作用させることができるという。

定期的なデザートの摂取は乳がんのリスクを高める 2005/11/12
 アイスクリーム、チョコレート、ビスケットなどデザートを定期的に食べると、乳がんのリスクが高まるとのイタリアの研究グループの研究成果が腫瘍学の医学雑誌「アナルズ・オブ・オンコロジー」、イギリス医師会誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に掲載された。研究チームがイタリアの女性五千人以上を対象に、デザートの摂取と乳がんの関係を調査、摂取の最も多いグループは、少ないグループに比べて、乳がんを発症しやすいという結果が得られた。

肝臓がん発症を血液検査で1年前に高確率で予測
2005/11/11
 肝がんを、血液検査のみで発症の1年前に高確率で予測できる技術を宮崎大学の研究グループが開発した。2005年11月11日から開かれる米肝臓病学会で発表する。
 肝がんの早期診断は現在、超音波検査と血液中の腫瘍マーカー測定の組み合わせが中心だが、同グループは肝がん患者に特に増減の幅が大きいタンパク質6種類を特定し、これらの量を解析し、基準値と比較することで発症危険度を予測した。この方法によれは簡単に高確率で肝がんの発症予測が可能になり、早期発見と早期治療につながる。

超極細針により抗がん剤で直接がん細胞を死滅
2005/11/10
 超極細の新素材「カーボンナノホーン」の中に抗がん剤を染み込ませ、がん細胞を死滅させることに成功したとNECが2005年11月9日に発表した。
 カーボンナノホーンは、ナノテクノロジー分野で期待される炭素材の一つで直径が毛髪の1万分の1の超極細素材である。従来の抗がん剤では正常な細胞も傷つけてしまうが、ナノホーンを利用すれば病巣を直接狙うことができるため、副作用の少ない新治療法になると考えられる。
 研究チームは、ナノホーンを熱して表面に無数の細かな穴を開け、抗がん剤の溶液に浸し、内部に抗がん剤を染み込ませる。これをがん細胞を培養した容器に入れると、3日後にはがん細胞がほぼ死滅することを確認した。
 がんの腫瘍の血管には、普通の血管内には直径数100ナノメートルの穴が開いており、人体に投与した場合、ナノホーンはこの穴を通ってがん細胞だけを直接攻撃でき、ほかの器官には影響をほとんど及ぼさないとみられるが、臨床試験の実施などを得ねばならず実用化には時間を要す。

脳腫瘍悪性グリオーマ治療、高放射線照射で生存率上昇 2005/11/07
 脳腫瘍(しゅよう)の中でも悪性度が高く治療が困難とされている神経膠芽腫(悪性グリオーマ)の治療で、放射線を従来の限界とされてきた総量より1.5倍程度多く照射すると、生存期間が大幅に延びることが東京大医学部脳神経外科の藤堂講師らの研究でわかり、イギリス医学誌「ランセット・オンコロジー」に掲載された。放射線量の増大による副作用も多くなるが、死亡のリスクと比べた場合、治療成績の向上の方が大きいと判断できるという。
 従来の治療では1日2グレイを30回で総線量60グレイ照射するのが一般的であったが、1日2グレイを45回程度で総線量90グレイの照射治療と比較した場合に、グリオーマで最も多い「神経膠芽腫」は、生存期間が3割程度伸び、次に多い「退形成星細胞腫」では、通常量の場合の22ヶ月の平均生存期間に対し、高線量の場合は半数が5年以上生存している。また、副作用も大半は軽い記憶障害であった。

臍帯血幹細胞の体外増殖に挑戦 神戸の先端医療センター
2005/11/05
 赤ちゃんのへその緒に含まれる臍帯血(さいたいけつ)を使い、血液のもとになる造血幹細胞を体外で4倍程度に増やして白血病患者に移植する試みを、先端医療センター(神戸市)が2005年12月にも始める(細胞を供給する日本さい帯血バンクネットワークに研究利用の申請が了承されたことによる)。造血幹細胞を効率的に増やすことができれば、研究施設で血液細胞を工場のように大量生産することも可能になるといわれている。
 先端医療センターは、日本さい帯血バンクネットワークから提供された臍帯血に4種類のたんぱく質を加えて、12日間培養することで、造血幹細胞を4.3倍に増やす。この造血幹細胞を増殖させた臍帯血を、急性の骨髄性白血病とリンパ性白血病の患者計10人に移植して1年間経過観察を行い、安全性や効果などについて調べる。白血病治療における臍帯血移植は、白血球型(HLA)の制約が骨髄移植と違い緩やかで必要に応じてすぐに移植できる利点があるといわれている。

イソフラボンが含まれる大豆摂取は閉経後女性にも安全 2005/11/02
 大豆に含まれる植物性エストロゲンを豊富に摂取しても、閉経後の女性では子宮癌(がん)の発症リスクが増大しないことが、アメリカシカゴで開かれた慢性疾患の予防および治療における大豆の役割に関する国際シンポジウムで発表された。
 米ウェイクフォレスト大学バプティスト医療センターの研究グループは、ヒトと動物を対象とした研究で、大豆の摂取により子宮癌の発症が促進されることはなく、予防効果が認められることもあった。イソフラボンが含まれる大豆の大量摂取は、閉経後女性に安全であるかについては確証が得られていない。しかし、ホルモン補充療法の施行と乳癌や脳卒中リスク増大の関連性が指摘されてからは、多くの女性がその代替法として、大豆を摂取しており、イタリアの研究グループが、大豆エキス錠剤を服用した女性で、子宮内膜が肥厚し子宮内膜増殖症の発症率が高かったことを報告している。

マウス実験 ペプチドと抗がん剤の併用で急性骨髄性白血病細胞を完全排除 2005/10/25
 札幌医科大学医学部内科学第4講座の研究グループがフィブロネクチン由来ペプチドと抗がん剤を併用することで急性骨髄性白血病のモデルマウスで腫瘍を完全に除去させることに成功したと2005年10月25日に開催された日本癌治療学会総会のシンポジウムで発表があった。
 抗がん剤などの進歩により急性骨髄性白血病の寛解率(腫瘍を検出できなくなる確率)は8割ほどまでに向上しているが、開発された方法の臨床への応用が可能になれば、さらなる寛解率向上につながると期待できる。

最適な投薬量を算出するプログラムが開発 2005/10/24
 患者の遺伝子情報などを分析し、患者に最適な薬の種類や量を判定する計算プログラムが開発された。東京大学医科学研究所とNTTデータの研究チームらが開発、2005年10月24日に発表。
 来年度には一部の病院で運用が始まる。患者一人ひとりにあった治療を行う「オーダーメード医療」に役立つ技術。

がんの転移遺伝子(北陸大学・国立がんセンター東) 2005/10/20
 がんの転移とは、巣で増殖を続けたがん細胞が血管やリンパ管を通り全身に広がり、その一部が他の部位で生着し、増殖を始めることをいう。
 そのがんの転移に強く関連のあるタンパク質「ARK5」とそのタンパク質を作る遺伝子を、北陸大学薬学部と国立がんセンター東病院臨終開発センターらの研究グループが突き止め、国際学術誌「がん遺伝子」などに発表。
 研究によると、大腸がん患者のがん細胞で悪性度が高く転移しやすいものほど「ARK5」が多いことが判明。

森林浴で抗がん能力が向上(日本医科大学) 2005/10/13
 独立行政法人・森林総合研究所(農林水産省系)は、森林浴をするとがんを攻撃する細胞の働きが高まるとの研究成果をまとめた。

 森林総合研究所が日本医科大学衛生学公衆衛生学(東京)のチームに委託した研究で、林野庁が13日午後、発表。

 東京都内の企業に勤める37〜55歳の男性会社員12人に、3日間、長野県飯山市内の森林に滞在してもらい、森林浴をする。その結果、がん細胞を破壊するナチュラル・キラー(NK)細胞の元気度を示す「NK活性」が、2日目で平均26.5%、3日目で同52.6%上がった。血中のNK細胞の数や、NK細胞が出す抗がんたんぱく質も増えていた。

 NK細胞の機能が高まれば、抗がん能力は高まると考えられており、研究チームは、樹木が発散するフィトンチッドが緊張をほぐし、NK細胞の働きを抑えるストレスを低下させたと判断。「森林浴が抗がんタンパク質を増加させ、NK活性が増強した」と結論。

ヘビースモーカーに鎮痛薬で口腔がん予防? 2005/10/08
 喫煙者に多い口腔がんは、進行の予測が難しく死亡率も高い。予防する為には禁煙が有効ではあるが、禁煙するのが難しい人もいる。
 ノルウェー・ラジウム病院で、非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)の長期使用がヘビースモーカーにどのような効果があるのか調べた結果、口腔がんリスクは半減するが、全死亡率には変化がなかった。原因は心血管死リスクが高いことが判明。

がん繁殖のタンパク質特定で抗がん剤開発に期待 2005/10/04
 新しい抗がん剤の開発につながる可能性のあるタンパク質をハーバード大の中谷教授らのチームが2005年10月4日特定した。
 特定されたタンパク質は多くのがんの増殖に関与しているとみられ、不要細胞を死なせて排除する仕組みを制御している事がわかった。この仕組みが機能しないと、細胞が異常繁殖し、がんになるという。
 正常な細胞にも必要なこのタンパク質だが、がん細胞を増殖させてしまう異常な存在である事が明らかとなった。

「オーダーメイド」ペプチドワクチン(福岡) 2005/10/04
 がん細胞の表面にあるペプチド化合物から14種類のワクチンを開発し、その中から患者一人ひとりの免疫状態に合った4種類を週に1度6回注射で投与するもの。これは久留米大学医学部からの依頼で創薬ベンチャー企業「グリーンペプタイド」(福岡県)が開発し、国に治験承認されたと2005年10月4日に発表された。

毛髪でがんが発見できる?兵庫県などで実用化の研究(兵庫) 2005/9/29
 乳がんや肝臓がん患者の毛髪に含まれるカルシウムなどの金属元素の濃度が異常値を示す事が兵庫県立先端科学技術支援センター、京都薬科大学、千葉大学などの研究で明らかとなった。
 毛髪は1年で約12センチ程伸びるので、12センチほどあれば1年間の変化を分析する事ができる。
 乳がん患者はがんが発見されてから8〜12ヶ月前から毛髪中のカルシウム濃度が通常の5〜10倍高くなっており、その後は正常値に徐々に近づいていたが、カルシウムの代謝が乱れている事がわかった。
 また、肝臓がん患者では毛髪中のカリウム濃度が健康な人に比べ10分の1以下の値を示した。
 今後はもっと検査法を充実させ、様々な難病と毛髪中の元素濃度との関係を調べ、毛髪によって病気を見つけることが可能になるように研究がすすめられる。

微小がんを光らせて早期発見 新型内視鏡の開発 2005/9/25
 これまでの内視鏡による診断で、外見だけで判断するのが難しかった微小な初期のがん細胞を赤外蛍光物質で光らせ、発見する「赤外線蛍光電子内視鏡」を徳島大学大学院とオリンパスなどの共同研究グループが開発した。
 肝機能検査試薬に使われるインドシアニングリーン(ICG)から開発した赤外蛍光物質を、免疫作用でがん細胞に付着する抗体と結合させ、体内へ投与する。抗体が付着したがん細胞を赤外線蛍光電子内視鏡で見ると光って見える仕組み。
 これまで見つけられなかった消化管の微小がんの早期発見も可能になる。
 今後は体内投与する赤外蛍光物質の人体への影響を調べ、実用化に向け期待されている。

光で切断されやすいDNA配列が判明 がん治療に応用の期待 2005/9/24
 光によって切断されやすい特定の配列を大阪大学の真嶋教授らが突き止め、2005年10月24日米科学誌で発表した。これは、光を利用してがん細胞を死滅させる治療に応用可能になる。

1日1本のタバコで肺がんなどのリスク3倍 2005/9/22
 ノルウェーの研究によると、1日あたり1〜4本のタバコを吸う喫煙者「ライトスモーカー」は非喫煙者と比べ、心臓疾患による死亡率が約3倍、肺がんによる死亡率は男性が約3倍、女性が約5倍であることが判明。健康に安全な喫煙量はなく、喫煙量を減らす事でリスクが減少する事はないことがわかった。

がんを抑制する遺伝子SUMO 韓国内研究陣 2005/9/20
 遺伝子SUMOががんの発生を抑制すると、韓国国立がんセンターのチャン・ヨンギュ研究課長が2005年9月20日のブリーフィングで発表した。
 がんが発生する原因として、放射線・化学物質・活性酸素などが有害物質の攻撃を受け、遺伝子が突然変異を起こす事とされてきたが、最近の研究で、正常な遺伝子でも染色体が不安定な場合にがんが生じる可能性があるとわかってきた。
 遺伝子SUMOは細胞分裂の際の染色体の構造が不安定になるのを防ぐ役割があり、がん抑制に役立つ。
 今後は染色体の安定させる薬物や副作用のない抗がん剤を開発することが期待される。

遺伝子の配列によって乳がんリスクに差 2005/9/12
 がん細胞の増殖を加速する遺伝子「SMYD3」の働きの活発化が、乳がんや大腸がん、肝臓がんの細胞が増殖する原因になることを以前解明した東京大学医科学研究所の中村祐輔教授らが、「SMYD3」の塩基配列の特定配列を持つ人は乳がんにかかるリスクが約4.5倍になることを、2005年10月12日米科学誌ネイチャージェネティクス電子版で発表した。
 今回、「SMYD3」の働きを調節している領域の塩基配列に、同じ配列が2回繰り返すタイプと3回繰り返すタイプがあることを発見し、患者を調べたところ、乳がん、大腸がん、肝臓がんでは同じ配列が3回繰り返すタイプの人が圧倒的に多いことが判明。

カレーのスパイスでがん治療? 2005/7/11
 以前から、ターメリックはクルクミンを多く含み、がん予防に効果がある物質として研究されてきたが、最近では、がん治療物質として期待される。
 癌関連医学誌「Cancer」2005年8月15日号に掲載されたのは、カレーのスパイス、ターメリックに含まれるクルクミンがメラノーマ(皮膚がん)細胞増殖を阻止し、腫瘍培養細胞の死滅を促す効果があることが判った。また、多発性骨髄腫、乳がんや膵臓がんの治療にも有用だと確認している。

アスピリン・イブプロフェンの乳がんへの影響とは? 2005/5/31
 乳がんの予防には鎮痛薬のアスピリンと非ステロイド性抗炎症薬のイブプロフェンが効果があるとされてきたが、乳がんにはサブタイプが複数あり、一部のサブタイプの乳がんについてはアスピリンやイブプロフェンを長期間毎日服用する事によって、リスクが高まってしまうと、米医学誌「Journal of the National Cancer Institute」2005年6月1日号に掲載された。カリフォルニア大学のSarah F. Marshall博士らが調査したもので、5年以上毎日アスピリンを服用した場合、ER/PR陰性例ではリスクが80%も増加する事がわかった。また、イブプロフェンを5年以上毎日服用した場合も50%以上の乳がんリスクの増加がみられた。
 過去の研究では、乳がんのサブタイプ別には詳細な研究は報告されておらず、更なる研究が必要だ。
 アスピリンやイブプロフェンを長期間定期的に服用する場合は、医師や専門家に相談する事が大切。

前立腺癌患者に延命効果−ビタミン剤開発 2005/5/18
 前立腺がん患者の延命を促すビタミン剤DN-101が米オレゴン健康科学大学で開発され、抗がん薬ドセタキセルと開発されたビタミン剤DN-101を併用投与した結果、寿命が平均7.1ヶ月延長し効果があることが臨床試験で明らかになった。
 今回の試験で、DN-101は前立腺がん患者にとって延命効果があることがわかったが、試験の規模が小さかった為、DN-101はまだ承認されていない。

赤唐辛子やブロッコリーに抗がん作用 2005/4/19
 赤唐辛子に含まれる辛さ成分「カプサイシン」とブロッコリーなどアブラナ科の野菜に含まれる「フェネチルイソチオシアネート」が、かん細胞の進行を抑制し、抗がんの特徴を示したという研究が米国癌学会(AACR)の年次集会で報告された。
 研究は、カプサイシンが膵臓がん細胞に対し抗がん作用を示したものと、フェネチルイソチオシアネートが卵巣がんでがん細胞と戦う特徴を示したもの。