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●頭頸部がん
新陽子線がん治療装置の研究で提携 静岡がんセンター
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2005/12/01 |
県立静岡がんセンターと三菱電機は2005年12月1日に次世代陽子線がん治療装置開発の共同研究契約を締結した。契約期間5年で、効率的ながん治療につながると期待されている次世代がん治療技術のビームスキャニング照射法の臨床応用に向けた研究を行う。
陽子線治療は従来の放射線治療に比べて治療効果が高く副作用も軽減でき、国内では静岡がんセンターを含め5カ所で治療が実施されている。
ビームスキャニング照射は陽子線ビームの速度調整ができるため、陽子線を患部に集中でき、頭頸部がんや肺がんなどで治療成績を上げることができる。ビームスキャニング照射法による治療は現在、ドイツとスイスの2カ所の施設で研究されているのみである。
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